まっどさいえんちすと

日本語が苦手なのでブログで練習します。パエリアが大好き

医学部生が数学を学んで良かったと思ったこと(まだ3年生)

三連休。うちの医学部も文化祭をしていたらしいが、悔しいことに、そのイベント自体に気がついたのが前日。

 

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そんなわけでこの休みは、家でのんびり本でも読んでたんです。

ちょっと数学の本を読んでると、、、

 

しかし医学と数学を比べると、考え方というか知識の入れ方が大きく違う気がします。

数学を勉強していて思うのは、「もっと医学を直感的に捉えないと」ということです。

(もちろん数学は数式を追うことが最重要課題ですが)

 

数学って、数式を一つ一つ追っていくけど、数学以外の分野の人にとって、それは本当にダルい。面倒。でも逆に、「直感的に数学を捉える」と結構面白いですよね。

 

例えば相対性理論において、時空間が曲がっているときの力学は、4次元リーマン空間で表されるというようなイメージを持って、理論や数式を追っていくと凄く面白い。

 

宇宙の法則を解き明かす➡時空間に注目➡空間の曲率➡リーマン空間で記述➡重力場方程式とか➡天文学➡宇宙の構造

 

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これが曲線の長さ。きれい。

 

なんというか、「宇宙それ自体をリーマン空間と捉える」アプローチが興奮する。

大自然に息を吹くイメージというか

直感的に、この宇宙をリーマン空間というイメージを持って記述すると、宇宙の構造がこういうように理解できるんだ!と興奮する。

 

一方で医学の勉強をしていると、一つ一つ論理を追っているだけに思える。

例えば以下のような患者の経過があると過程する。

 

アルコール多飲の患者さん➡肝炎+肝硬変➡肝細胞癌、食道静脈瘤➡吐血、全身悪化➡肝不全により死亡

 

むむ、納得するが、左から右耳へ、通り抜けて何も残らない。むしろこれで興奮できたら、異常ですよね。

 

医学と数学物理の細かな比較をしたいわけではなく、ふだん勉強している医学が、いかに直感的に捉えられていないか、ということに自分でも驚愕する。

 

最近では、遺伝子と医学、といわれるように「がん遺伝子」が重要だと言われるが、直感的に全くイメージできない。

(「がん遺伝子」があるから、がんになりやすい。とかありますが、直感的に理解できない。がん遺伝子があれば、細胞周期がくずれ、異常増殖や異分化が起こる。これらはまだ直感的でない。「だから何ですか」ってなる。)

直感的に捉えるというと、がん遺伝子がなぜ存在するかという問いに、答えるようなアプローチを取っていない。(もちろん取っている研究も多数ある。)

 

つまり医学の勉強で、病気のプロセスばかりに集中してしまい、どうしてこの病気が存在するのか、という問いに答えていない。(インスリンが産生できない糖尿病です、で終わってします。なぜインスリンが産生できない病気が存在するか。)

 

インスリンなら、インスリンの存在理由は、血糖値のコントロール。血糖値のコントロールは全身機能に大きく関係する。だから維持することが非常に重要だった。けれど数千年前は、血糖値があがることは、ほとんどなくインスリンをたくさん生成する必要はなかったが、近代以降、肉類中心の食事、脂肪の過剰摂取でインスリン過剰に生成する必要があった。これが病気の発端か。

 

もちろん「論理的に一つずつ突き止めて考える」ことは、大切ですが、「直感的に捉えること」も大切だと思います。

 

 医学に興奮する視点を提供してくれるというか

そういう視点を教えてくれる数学や理論物理は、その点で非常に面白いです。

(一つ一つの計算とかは気持ち悪いので、スルーした方が良いです。)