まっどさいえんちすと

日本語が苦手なのでブログで練習します。パエリアが大好き

新学期を迎えるにあたって少し感じたこと

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おはようございます。お久しぶりの更新です。最近、一つ考えていることがありまして、それを考えていたらブログを忘れていました。

 

 

早速本題に入りますと、生物学というカオスな分野で、どう方向を定めるか。生物学には色々面白いことが落ちていて、どれを研究しようか迷うと思います。研究室選びも迷います。

では「今後の生物学って?医学と分子生物学は?」

僕なんかが語るのは1000年早いですが、1年ラボに住み着いた経験を少しでも交えられたら幸いです。(注意:かなり偉そうに書いてます。ごめんなさい)

 

まず分子生物学がなぜこんなにカオスか。

1:確率的に活動する

この遺伝子が転写されたら、あの遺伝子も確実にONになる。というのは嘘です。遺伝子のON,OFFは確率的に決まります。

2:環境に作用されすぎる

クロマチンの3次元構造。核膜の変化や、エピジェネティック修飾。これらによってゲノムの性質が大きく変わります。

3:ゲノムの2%しかタンパク質をコードしない。

残りのゲノムの80%はRNA修飾、転写因子結合、メチル化してると言われてます。

4:相互作用が激しい

一つの転写開始位置に10以上のエンハンサーやプロモーターが関わっています。しかも隣にあれば良いのですが、遠いところから作用します。

 

じゃあこの視点に立ったとき、何が面白いか。複雑すぎるのに、何が面白いの?

 

1:数理で解決できるかもしれない

確率やネットワークと言われると数式とプログラムを書いてモデルを作りたくなる人には、ますます面白い分野になると思います。データもどんどん出てくると思います。

2:ゲノム治療のビッグバン初期の時代に活躍できる

多くの疾患は非コード遺伝子変異と言われてます。複雑な分、データを大量に利用できます。この大量のデータの解析を、数学的視点のみとか、生物学的視点のみとか、一つの視点だけでは解析できないです。僕は必要なことは、ゲノムに詳しいお医者さんだと思います。今後研究をする上で、今まで治らない、治りにくいと言われていた疾患が一瞬で治るかもしれません。お医者さんの視点だからこそ、舵を取れる分野になる気がします。

3:そんなに複雑じゃない

全部を解決しようとするから複雑であり、難しいと感じるのです。一つの部分で考えると、案外簡単です。

 

ではどこで何を研究したら良いの?ということになります。自分が何をしたいか、わからないということも多々ありますよね。

 

まず皆が考える、どういう研究室が結局良いの?ということになります。(少し医学部生向け)

 

1:まず一つ思うのは、自分から相当面白いことを提案しないと「本当に相手にはされない」

あなたは実験手技を習うためにラボに入りました。ではラボ側のメリットは?「学生さんがいるだけでも、いい雰囲気のラボになる」と仰る素晴らしい先生方も多くいらっしゃいます。

しかし研究も研究費がかかっているので、実験手技だけを学びたいといって週1来る学生に教えるのは、まあ少し面倒なわけです。

➡なので、この研究室だから、私はこれがしたい。と明確に言える研究室を選ぶことをお勧めします。

 

2:自分の研究がどれぐらい重要になるか、ぼんやりと知るべき。

何も研究だけしろ、ということではなく。(僕自身も研究者一筋になるつもりは毛頭ないです)

医師として歩んで行く人生の中で,どう自分の研究を活かしたいか。

例えば眼科に興味があったとき、眼科のiPS誘導に興味がある。といった感じ。研究室の人たちには大きく影響を受けました。なのでどこに行こうが関係ないとは言えません

➡どんな研究室に行っても、そこの中の人たちに大きな影響を受けると思う。だから自分のやる研究が自分の医師のキャリアとどう結びつけたいか考えるべき。

➡でもだいたい皆いい人。

3:講義があるから、受けるという単純な姿勢は辞めるべき。

薬理の先生も「出席は君たちに任せます」と言うように、研究をするということは、実験手技を学ぶということよりも、どう実験するか、どう考えるかを学ぶところだと思う。

「将来、研究としても人の役に立ちたいから研究する。そのために今のうちから研究室に入って実験手法を学ぶ」という姿勢は素晴らしいが、実験手法なんて外注してたり、技術員の人に任せたりすることが多い訳で、研究室に行く意味はそこではない。考えることを学ぶ。方針の建て方を学ぶ。その上で授業に出たときに、幅広い知識を得ることができるだろうけど、5,6年のポリクリが始まったら、もう研究としての考え方なんて、ゆっくり学ぶ機会はないんじゃないかな。(いや知らないけど、あるかもね)

➡人に使われないように、研究の考え方を学ぼう

➡考えさせられるような授業を受けよう

 

4:馬の合う指導教官がいると最高

友人や先輩でこの助教の人が良いとか、そういう情報をなるべく聞きましょう。

 

5:やるからにはプロフェッションになる

なんだか胡散臭い意識高い系のブログになりそうですが、学生で研究室に入ると、まわりは死ぬ気で研究費を取っているサイエンティストです。彼らをじっくり観察し、技術を盗めるのは今だけです。偉そうにすみません。

 

最後に

学部3,4年。割と時間がある中、部活をやるのも自由、遊ぶのも自由、研究をやるのも自由。何者からも縛られないですね。

僕が昨年ふと思ったのが、「いかに良い人に囲まれるか」「情熱はやっぱり移る」ということです。

自分が信頼してる人、尊敬している人、情熱に満ちあふれている人が「面白い」と思ったことは、とりあえず首をつっこみたいですね。

あと頭を整理整頓する方法を早く身につけたいですね。

最近思うのが「忙しい」なんてない気がします。ただそれをやりたいか、やりたくないか。

 

こういうことを思えるのは、違う環境に身を置くことだと思います。

 

僕は自分のやっている「コンピューターによる医療診断」が全国の病院で活躍して欲しいし、「遺伝子ネットワーク」の動態を解明して、自分の愛する人が病気にならないようにしたいと思います。そのために研究室にお邪魔してます。

(注意:かなり偉そうに。ごめんなさい)