まっどさいえんちすと

日本語が苦手なのでブログで練習します。パエリアが大好き

差別と偏見~

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おはようございます。2月も既に折り返し地点。私も21歳になるまであと3ヶ月となり、当初の目標であった「20歳で論文執筆」に精力を注いでます。

 

グアムの無差別殺傷事件。本当に胸が痛みます。人間社会が不完全であることを嘆きながら、完璧な社会など、いくら人工知能が発達しても無理なのかなと悲観的にならざるを得ない事件です。

 

上のような事件を考えると、人間の知を用いれば、全人類に幸福をもたらすことは本当に可能であるか?「可能である」と答えた人の一人が16世紀のイギリスにいました。

フランシス・ベーコンです。

アリストテレスの論理学(法則から事実を予見する演繹法)は誤解を招く可能性が高い、と批判し、彼自身は結果から得られた知識で法則を見いだす(帰納法)を提案しました。

ご存知のように、イギリスの経験主義ですね。

 

それで彼の何が面白いかって、人間が偏見や先入観に捕らわれる要因を分析したイドラ論というのを提案したんです!

a:種族のイドラ➡暗闇の中の見間違いとかw

b:洞窟のイドラ➡日本のことわざにある「井の中の蛙、大海を知らず」

c:劇場のイドラ➡偉い人の言うことを鵜呑みにすること

d:市場のイドラ➡隣人のうわさ

 

そして彼は、上4つが人間の知性を構築してしまう傾向にあると説いたのです。

つまり「地球は平らだ!」と考えている人は「天体観測のデータが目に映らない」ということです。都合の悪い事実を隠してしまうんですね。

だからベーコン君は4つを除けば、人間は真理にたどり着けると言いました。

経験論と合理論の統合、それが世界!と叫びました。

そして人間の知性は一人の天才によってもたらされるのではなく、人間の共同作業でもたらされると。

 

僕はこの点が非常に大好きです。ゲノムのらせん型2重配列を発見したワトソン・クリックのワトソンは「人類の進化は数人の天才によってなされる」と言ってますが、確かに一つの発見は「一部の天才」がすると思います。ただそれを人類の知性にするには、大勢の人が共同作業しないと。iPSの実用化だって、山中4因子を利用して、多くの研究者が、それぞれの細胞に分化誘導できるようにしなければいけないですし、この仕事は男一生ものなので、一人で全部できないですよね。

 

グアムの件で、そんな残忍なことが起きたと考えるとゾッとします。

更にもしあそこに愛する人たちがいたらと、自分は何ができただろうか。

これから何ができるか。